会社であることの最大のメリットは信用を得られること、といっても過言ではないかもしれません。事業主として商売を行っている以上、必ずお客さんがいるでしょう。お客さんは大なり小なりお金を支払うわけですから、リスクがともないます。支払う金額が大きければ大きいほど信用できなければサービスを購入してもらえません。ましてや法人ではない時点で選択肢から除外されてしまう可能性だってあります。特に相手が大手企業の場合、個人事業主とは取引しない傾向が強いといえます。
では、なぜ会社という組織は信用されるのでしょうか?それは、「登記」されているからです。会社は法人登記されているため、法務局に行けば誰でもその会社のことを調べることができます。だれが社長で、所在地はどこで、何の商売を行っているのかが一目瞭然です。だから信用されるのです。
最近では登記情報提供サービスというものがあり、パソコンから会社の登記事項を入手できるようになっています。
会社法の改正で、より少額で会社を設立できるようになりましたが、とはいっても設立には大変な手続きがともないます。それらが会社の信用を支えているんですね。
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