会社にすることの最大のデメリット、それは面倒であることです(笑)設立も大変、そして作ったら作りっぱなしというわけには行かないのが会社と言う組織です。国から数多くの優遇を受けるのは簡単なことではないのです。
まず設立が大変です。最初に必要なのは「会社設立登記」です。定款を作成したり、口座を作ったり社印を作ったり、役員を決めたり・・・数え切れないほどの作業量です。
そしてひとたび会社として動き出せばまた大変。社長=株主であっても全く別物として考えなくてはいけないので、1人ではじめたとすれば何役もこなさなくてはなりません。まるでピン芸人の漫才のような状態です。
決算がやってくれば都道府県、市区町村へ申告しなくてはなりませんし、それとは別に社員の分は3月に申告が必要です。また、社会保険は強制加入になっています。社員というかたちで雇用すれば労働保険やだって必要です。
会社設立時は希望に満ち溢れて元気に多くの作業をこなせるかもしれませんが、もしかしたら会社をたたむ時がやってくるかもしれません。その時はその時で手続きが大変です。ただでさえ会社にお金が無いのに、解散させるのにもそれなりにお金が必要になってきます。
こうして面倒であることを知ると、会社設立の気持ちは失せてしまうかもしれません。しかし会社は個人では受けられない優遇措置が沢山あります。そのためにはそれなりの労力が必要というわけでしょう。
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