会社は大切な意思決定には決議が必要

会社の中で一番えらいのは社長と思われがちですが、正しくは株主になります。社長=株主であるケースが多いことから、そう勘違いされやすのも無理はありません。

株主の集まりを株主総会といい、取締役や監査役を決めたり決算を承認したり、定款を変更したりと、重要事項を決議します。普通の事項を決めるのには普通決議、大事なことを決めるのは特別決議、もっと大事なことを決めるのは特殊決議といいます。世界一有名な株主総会といえば、世界的大富豪ウォーレン・バフェットが会長兼CEOを務めるバークシャーハサウェイ社の株主総会です。総会に出席する権利を得るためだけに株を購入する人が大勢います。このようにハサウェイのような大企業だと大勢の参加者がいますが、まだ始まったばかりの会社では社長1人であることがほとんどですから、つまりはなんでも自分ひとりで決めてしまうことが可能です。

しかし、カタチだけでも総会の議事録は残す必要があります。これがまた面倒な作業です。そのため、行政書士や司法書士に議事録の作成を依頼する人も少なくありません。

社長1人だと何役もこなさなくてはいけないのが分かっていただけたかと思いますが、会社の決定機関は株主総会だけではなく取締役会というのもあります。また、会社の数字にまつわる部分の監査を行う監査役というのもあります。

photo by: Waldo Jaquith

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