個人事業主であれば、所在地を登記する必要もなく住居として契約しているアパートなどで自宅兼事務所として簡単に開業することができます。ガス、水道、携帯、車などなど・・・全てプライベートと共有すれば基本料も特別かさむわけではないので問題ありません。ところが会社となると、まるでボディブローのようにあれもこれもとお金のかかることばかりです。
まず、会社には所在地が必要です。これに早速お金がかかります。自宅(持ち家)もしくは実家に住んでいてそこで登記するのであれば問題ありませんが、元々賃貸の人はやや面倒です。なぜなら、ほとんどの場合の賃貸契約は住居として契約しているので、そこで登記しようと思っても大家さんが許可してくれないケースがほとんどです。特に大手の賃貸物件はまず無理です。そうなると、仕事そのものは自宅で事済むのに住所のためだけに事務所として賃貸物件を契約しなくてはなりません。。。
こうなってくるとそれだけでは収まりません。当然、ガス、水道、電気もそこで契約することになりますから、どんどん基本料の山です。
また、意外と知られていないのが、法人契約はなんでも割高であるということです。光熱費の基本料が高くなる場合もありますし、電話も法人契約は割高、普段何気なく利用しているインターネットサービスも、実は個人利用限定だったりして、法人契約が別途用意されていることもよくあります。
はじめのうちはこういった小さな経費との戦いになるかもしれませんが、これらを考慮して法人成りの計画を立てるようにしたいものです。
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